小さな出会いの積み重ねで大きな人間関係をつくる!ミラクルな「一粒万倍」王



株式会社山﨑

ヤマザキ家具センター 

ホームセンター ビックジョイ

代表取締役

 

山﨑 義正氏

2013.1.13 16:00


山﨑義正

 

◆業種

 

家具店、ホームセンター経営

 

 

◆子供のころになりたかったものは?

 

体育の先生

 

小学校の頃、漠然と思っていた。

 

しかし、家業を継ぐよう、母から少しずつ愛情と共に刷り込まれていたように思う。

 

いつの頃からか、家業を継ぐと思っていたので、大学進学時には自ずと商学部を選んだ。

 

大学に入学したのは、野球で推薦してもらえたからでもあるが、野球と出会ったきっかけはクラスメートだ。

 

私は、昔からとにかく周囲の人に恵まれている。

 

自分から野球がやりたい!と思っていた訳ではなく、高校入学直後に友達から誘われるまま入部した。

 

その野球部のメンバーが優秀で、県大会で優勝、関東大会出場という実績を残せた。

 

大学卒業後は、証券会社に就職。

 

鎌倉支店に配属となったので寮生活をしたが、またしても良い人に恵まれた。

 

このときの支店長とは今でも付き合いがある。

 

証券会社は、あまり向いていたとは言えないと思うが5年程勤めた。

 

27歳の時、結婚と同時に子供も出来、母が入院したこともあって父の会社に入社した。

 

 

◆毎日欠かさずしていることはありますか?

 

父との会話

 

創業者である父は、家具職人でもあり寡黙な人だ。

 

桐タンスの家具職人から、家具屋とホームセンターを一代で築いた人だけに頑固なところがあり、幼い頃から何かと押さえつけられて育った。

 

会社を引き継いだ後でも、色々と口を挟まれるとつい喧嘩になってしまう。

 

本当のところは尊敬しているのだが、父を目の前にすると中々素直になれない。

 

昔は出来なかったが、今は意識して自分から話しかけるようにしている。

 

 

◆自分の支えになった、或いは変えた人物・本は?

 

中学2、3年生の担任の先生

 

中学2年の頃は、自宅に7、8人の生徒を招いて勉強会を開いてくれた。

 

奥さんも、小さな子供がいるのに快く対応してくれた。

 

3年生になると放課後の2時間くらい、学校のガードマンをしていた大学生を講師にして塾を開いてくれた。

 

更に、勉強が終わると鬼ごっこ等をして遊んだ。

 

今では考えられないことだが、遊び感覚で学ぶことの楽しさを教えてくれた先生だ。

 

今でも、自宅に招いたり招かれたりと、交流がある。

 

 

◆自分の人生を変えたきっかけになった言葉は?

 

「人の喜び我が喜び」

 

人が好きで、人が喜んでくれることが嬉しい。

 

今までの人生を振り返ると、そんな凄い事はしていないが、人に喜んでもらうことを自分の喜びとして生きてきた。

 

ある経営者の会で会長を任命されたときも、最初はなる気がなかったが、他の仲間が応援してくれるから「これはやるしかない!」という気になった。

 

人に恵まれていることに感謝している。

 

また、証券会社時代からよく貰いものをした。

 

お客様の家に行くと、「あれもってけ、これもってけ」と物やお菓子をくれた。

 

それは今でも良くあり、妻からも「また貰ってきたの?」とよく言われる。

 

もちろんお返しもするのだが、人との交流が嬉しい。

 

 

◆人生の転機はいつどんなことでしたか?

 

結婚

 

妻は、結婚と同時に私の両親と同居している。

 

最初は、小姑である妹も同居していたし、姉も近くに住んでいたので何かと気苦労が多かったと思う。

 

父も厳しい人だったし、子供も生まれたばかりで本当に一生懸命がんばってくれたと思う。

 

私としても、妻の話を良く聴くように心がけたが、他の人では到底勤まらないと思う。

 

妻の代わりはいない。

 

本当に感謝している。

 

家族が幸せに暮らすことが出来ているのは妻のお陰だ。

 

今は、子供たちも大きくなってあまり手もかからなくなったので、1ヶ月に1度は二人で映画を見に行く。

 

また、地方で開かれる経営者の会合にも、旅行を兼ねて一緒に出かける。

 

経営者仲間とも交流して、私が何をやっているかわからないような状態を作らないようにしている。

 

妻も専業主婦で、仕事に口を挟むことはない。

 

お互いの立場を理解して、思いやることの大切さを知っているようだ。

 

そのお陰で、とてもうまくいっている

 

 

◆問題、障害或いは試練は?どうやって乗り越えたのですか?

 

色々とあっても、挫折と思わずに生きているかも知れない。

 

強いて言えば、経営に参加していた身内と方向性が合わなかったこと。

 

とても厳しい人で、従業員が萎縮してしまう状況になった。

 

私としては、もっと伸び伸びとした環境にしたかった。

 

船頭が二人いるようなもので、皆が迷い先に進めないでいたが、結局、彼の方から身を引いてくれ事が収まった。

 

また、何不自由のない生活をしてきたせいか、欲がない事がコンプレックスにもなっている。

 

「欲がない」とは良い事のようにも捕らえられるが、経営者として色々と言われることもある。

 

会社をより良くしよう!と経営者セミナーに参加する等、様々な努力をしてきた。

 

しかし、事ある毎に「二代目のぼんぼんだからね。」と言われてしまうことが多い。

 

良くも悪くも、私にとってそれを言われるのが一番辛い。

 

会社を引き継いでから、ずっとこの思いは変わらないでいる。

 

 

◆夢は?

 

人が好き!お客様が好き!必要とされるお店つくりを目指す!

 

人が集えるようなコミュニケーションの場として、ハンドメイドの展示スペースを創りたいと考えている。

 

お客様などが手作りしたものを展示して販売もする。

 

物販はもちろん、飲食業も考えている。

 

俺が俺がのが(我)を捨てて、おかげおかげのげ(下)で生きる!

そんな思いが強い。 

 

自分に関わった人たちが 笑顔でいられる人間関係を創る事が 私が人間として生きていく夢でもある。

 

また、もうすぐ初孫が生まれてくることもあり、家族に関してはみんなが元気でいてくれれば良いと考えている。

 

ヤマザキ家具センター

http://www.yamazakikagu.com/

 

ホームセンター ビックジョイ

 

http://bigjoy-1.com/