世界の人々の心を魅了するマジシャン王


 

パフォーミングアート集団LUXICA

代表

プロマジシャン

伊藤大輔氏

2015.5.14 1000

出身地:大阪府大阪市


伊藤大輔

業種

プロマジシャン


子供のころになりたかったものは?

仮面ライダー

幼稚園の頃、仮面ライダー1号か2号になりたかった。

周囲では戦隊ものが流行っていたが、全く興味を示さず、仮面ライダー1号と2号一筋だった。

他には料理が好きなので、ケーキ屋さんになりたいと思ったこともある。

小学生の頃になると、テレビで観たマジシャンに憧れた。

黒のスーツをクールに着こなしたマジシャンが、華麗な指さばきで観客を魅了する姿は、「大人のスマートな遊び」に見えた。

それから学校の図書館で「手品の本」を観て、カードマジックを学び夢中になった。

それを知った父も、何処かでカードマジックを覚えて来て、私に見せてくれたり、デパートでマジックグッズを買ってくれたりした。

仮面ライダーもそうだが、ひとつにハマるタイプで、基礎からコツコツ積み重ねて行くのが好きだ。

マジックも小学校の低学年から今迄、大学受験期の一年間を除いて毎日腕を磨き続けている。

それと大学生の時、仮面ライダー1号になる夢も叶えた。

デパートの屋上で開催された仮面ライダーショに、仮面ラーダー1号として出演した。

アルバイトで入った時は、ショッカーという悪役からだったが下済みの甲斐あって抜擢された。


毎日欠かさずしていることはありますか?

マジックの練習は毎日欠かさずする。

それと本を読むこと。

活字が好きで、ジャンルは問わない。


自分の支えになった、或いは変えた人物・本は?

1、両親

今の私があるのは、私のやる事に何も反対せず見守ってくれた両親のお陰だ。


2、パフォーマー仲間

大学生の時、テレビ番組でレギュラー出演していた頃に知り合った仲間が多い。

彼らは、海外での公演やテレビ出演、ギネス記録を持つ等、多彩な経歴を持っている。

とても刺激になる仲間たちだ。


3、ある有名なマジシャン

ある有名なマジシャンにSNSを介して、質問をしたことをきっかけに直接お会いしてお話を伺う事が出来た。

実際にお会いして頂いたアドバイスの中で最も心に残っているものは、

「マジックが上手くなるには技術ばかりに走ってはダメ。

テクニックに走ってもマジックには人となりが出てしまう。

色んな文化に触れ、良い人と出会って、良い経験をすることが必要で、人と同じ生活をしていては一流のマジシャンにはなれない。」

と教わった。

心の師匠である。


自分の人生を変えたきっかけになった言葉は?

「技術だけでなく人となりが大事」

前出マジシャンの言葉

私のマジックは、観客との距離が30センチ程度の近距離マジックだ。

会話もしながらのマジックなので、この言葉が響いた。

更に心の師匠は、「薄っぺらいやつは、薄っぺらいマジックしか出来ない。」と教えてくれた。

内面的な学びや経験ももちろんだが、立ち居振る舞いや、言葉使い等、今も勉強中だ。


人生の転機はいつどんなことでしたか?

大学合格

この時から、「やったら出来る」と自信がついた。

中学、高校は機械体操部に入っていた。

ところが高校一年生の時、鉄棒で着地に失敗し、両足首を骨折した。

それからは、鉄棒が恐く、鉄棒に触る事も出来なくなってしまった。

とはいえ身体を動かすことは好きだったので、一人駅前でストリートダンスをするようになった。

誰かに見てもらいたいというより、広い場所がそこしかなかったからで、ひたすらストイックに練習した。

高校卒業後、アルバイト先での学歴格差を感じたのをきっかけに、
1
年遅れで大学受験を決意した。

大学予備校の門をたたき、相談したところ、「がんばれば関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)くらいは目指せる。」と言ってくれた。

ただ受験勉強と言っても、ダンスやマジックに夢中だったのもあり、当初は中学の参考書から始めないとわからない状態だった。

基礎から学ぶためには、時間があまりにも少なかった。

決意してからの1年間は、寝る間も惜しんで勉強したが、両親を始め、友人知人の皆が合格は無理だろうと思っていた。

ところが、関西学院大学法学部に見事合格。

本当に嬉しく涙した。

一番驚き喜んだのは両親だろう。

予備校のお金も「本気でがんばるなら応援するよ。」と文句も言わずに出してくれた。

両親には感謝している。

面倒見の良い先生に巡り合えたことも勝因のひとつだと思う。

その後、大学生マジシャンとしてローカルTV番組にレギュラー出演もするようになった。

テレビ関係者とのお付き合いも増える中、コンテンツつくりに興味を持ち、就職は広告代理店にしようと思った。

面接でマジックを披露したところ、ある有名広告代理店に就職が決まった。

ところが新卒研修で飲み会が続く中、お酒が得意ではなかったこともあるが、自分がやりたいと思っていた仕事とは違うことに気付いた。

思い切って辞退し、フリーのプロマジャンとして活動していく事を決意した。


問題、障害或いは試練は?どうやって乗り越えたのですか?

近距離マジックにはコミュニケーション能力が不可欠だ。

大学生の時、大阪の北新地のバーでマジックのアルバイトをしていたが、当初は観客とのコミュニケーションがうまくとれず、手が震えたりもした。

経験を増やし、場馴れすることが大事だが、教養や接遇マナー等も日々勉強中だ。


夢は?

エンターテイメントやパフォーマーの価値を下げずに、認知度を上げる。

LUXICA
(ルシカ)では、様々なイベントへのキャスティング、演出を行っている。
仲間のパフォーマーとは、共に成長していきたいと思っている。

日本国内の認知度を上げることはもちろんだが、世界への進出も目標にしている。

マジシャン伊藤大輔 Magician Daisuke Ito
http://magiciandaisuke.com


パフォーミングアート集団LUXICA
http://www.luxica.jp

 

 

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