「在り方」を活きるマーケット王


株式会社アトリウム

代表取締役社長

 

日下 隆史氏

 


日下隆史

業種

不動産事業

子供のころになりたかったものは?

電車の運転手

幼少の頃は、電車に乗る機会も少なかったので、乗る時は必ず運転手さんの見える一番先頭を選んだ。


私は、一人っ子でありながら、祖父母や叔父、いとこ等と一緒に暮らしていたので、大家族の中で育った。


両親共に公務員として働いていたので忙しく、しつけや勉強の事でとやかく言われたことはない。


その分という訳ではないが、教員をしていた祖父が国語や算数のドリルを使って教えてくれた。


昔の人だから厳しくもあったが、スパルタだった訳ではない。


スポーツは、母が卓球の選手をしていたこともあり、小学生の頃はよく練習に付き合わされた。


自分としてはサッカーが好きだったので、サッカーもよくしていた。


高校は私立の男子校で、勉強とスポーツを両立しながら普通の高校生活だった。


特に大学に進学する強い希望はなく、受験勉強もはかどらず一浪した。


進学するのを止めようと思った時期もあったが、そんな事をいったら両親は気絶するだろう。


翌年は、理系が苦手だったので法学部を選択した。


経済学部や商学部も考えたが、なぜか経済学部は苦手意識があったし、商学部は商売する気がなかったので選択肢から外れたからだ。


しかし、今に役立っているのは債権法くらい。


違う選択もあったのではないかと、少しもったいなく思っている。


大学を卒業する時、両親は公務員になってもらいたかったようだ。


というより、親戚が殆ど公務員なので、公務員になるのが当たり前だと思っていたようだが私は違う選択をした。


当時、人気のセゾングループに入社したいと思った。


ビジネス戦略でマスコミを賑わせた「堤清二」氏に関心をもった。


1960年代、物を出せば売れた時代に、「顧客満足主義」を先駆けて実践した人だ。


また、今では専門店を集めた商業施設が当たり前になっているが、当時は百貨店が主流。


そんな時代に専門店館の「パルコ」をつくるなど、百貨店の在り方をも変革した。


単純に「好きだな」と思った。


ゼゾングループで働きたい!という思いで就職活動を開始した。 


親戚中で民間企業に就職したのは私だけなので、当初は呆れ顔の両親も徐々に応援してくれるようになった。


最終的に合格したのが「㈱西武クレジット(現在の㈱クレディセゾン)」だった。


毎日欠かさずしていることはありますか?

特に意識していないが、日常の生活がルーティンワークになっている感じ。


朝起きてから出勤するまで、同じ行動をしている。



自分の支えになった、或いは変えた人物・本は?

「堤清二」氏

実際に会った事はないが、セゾングループに入社して良かったと思っている。


歴史小説が好きなので、その中では「諸葛孔明」「坂本竜馬」の二人。


幅が広く、将来を見据えた戦略眼に惹かれる。


義理に熱い「真田幸村」も好き。


正直な生き方に憧れる。


本は好きでよく読む。


自分の人生を変えたきっかけになった言葉は?

・好きな言葉


「情熱」


「継続力」


「努力」


「誠実」

・励みになる言葉

「能力とは情熱の持続力」


何かうまくいかないことがあると思い出す言葉。


人生の転機はいつどんなことでしたか?

「セゾングループ」に入社したことだろうか?


私は自分の事を普通の人間だと思っているし、大きな転機はないように思う。


旧友に会っても「日下って変わらないなぁ」と言われることが多い。


問題、障害或いは試練は?どうやって乗り越えたのですか?

他人から見たら挫折に見えたであろうことはあった。


2003年に、「㈱クレディセゾン」の支店長から現会社「㈱アトリウム」に転籍となったことだ。


当時の社長に呼ばれ、「他の仕事も経験した方がいいし、経営を学べ」と言われた。


実際には、子会社への転籍だし、年収も下がったので他人から見たら本流から外れたと見えたかもしれない。


しかし、私本人はいたって楽観的であった。


年収が減ったといっても、それなりのお給料をいただいていたので家計に大きな影響を及ぼすこともなく妻からも何の文句もなかった。


辛かったのは、リーマンショックの時、会社が危機的な状況になり、子会社を解散させなければならなかった。


私はこの状況を真摯に受け止め、任された役割を最善を尽くして取り組もうと思った。


嬉しかったのは、その子会社が解散した時に退職した人が、その後、起業して成功し、連絡をくれた時だ。


老舗ホテルで開催する、起業した会社の創立記念パーティーに呼んでいただいた。


覚えていてくれただけでも嬉しい。


それと同時に、役割を全うしたことが報われた気がした。 



夢は?

中期計画の目標を具現化する!


不動産事業を通して社会に良い影響を与え、顧客満足主義に徹する。

 

新しい中期経営計画のスタートの年として、マーケットにインパクトを与える会社にしていきたい!


私は、課長、部長、と色々な役職があるが、其々「やり方」ではなく、「在り方」が大事だと思ってやってきた。 


今後も、社長としての「在り方」を突きつめていきたい。 

株式会社アトリウム
http://www.atrium.co.jp/